オリエンタルcasual和装協会♡できました

令和の日本で着物を楽しむには? キモノ処分ゼロを目指しています。

やりたかったこと満載の日々

なんと!

12月に入りました。

びっくりしている紅です。

 

オリエンタルcasual和装協会を

「やるぞ!」

と決めてから、

今まで望んでいたのにできなかったことがパタパタと近寄ってきているような気がします。

 

追えば逃げる 逃げれば追う

 

の言葉通りなのかも。

振り返ってみると、やりたかったことが結構できているような。

ただ利益にはまだまだ。

 

結婚式場での新郎新婦のお支度も、オリエンタル和装だけでなく

打掛の花嫁着付けの仕事も入るようになってきた。

 

この業界は誠に不可思議で、多分昔風なんだと思う。

文明の光が差す前の旧態依然とした仕事の仕方が続けられている。

契約もなく、約束もなく、保障もなく、ルールもなく・・・

もちろん明日はない。

 

ピラミッド型の組織にいると、拘束され感情的に縛られ、全く不合理なルールのもとに人間扱いされない仕事環境が待っている。

仕事に行くのに交通費が出ない なんてことはざらにある。

仕事を断れば次がこない。

上司の気に入られなければ仕事の依頼も来ない。

 

70〜80代になる先輩の悲痛な声や不満を聞いていると

こんな仕事嫌だな〜

 

だったら

自分で仕事を作り出す

 

それが一つの解決の糸口かも。

いろんなことを思いついて、試みる

その連続で今に至る。

 

そのオマケとしていろんなことができるようになってきたみたい。

 

着付けを教え始めるにあたって

「やっぱり和裁できたほうがいいよね」

縫い物は苦手だったんだけど、着物を触っているのが好きなので習い始めた和裁も17年くらいになるだろうか。

本来は2年の住み込みで習得する技術なのだが、週1日2時間だけのほほんと通うお稽古タイプ。

でも、講師はピカイチの腕を持つ職人気質。

 

赤子が弘法に書を習うようなもの?

 

教えてやろう

 

という気になってもらうまでに15年かかっている。

そう、その時期が今。

和裁を教え始めることになり、ご指南を受けている。

ありがたくも勿体無い。

 

私にできるのか?

と言う疑問を感じつつも

自分にできることをやって悔いなく過ごしたい。

 

次世代に着物をつなげる鎖の輪の一つになれれば嬉しいんだけど。

やりたかったこと満載の日々はお金にはならないのが課題です。

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貝合わせ


  紅

 

 

 

 

 

 

 

婆ちゃん猫 看取りの始まり

おはようございます

髪を乾かし足りずに眠ってしまったら、鼻風邪をひいてしまった紅です。

 

昨日は、久しぶりに1日ボランティアで過ごしました。

暗くなって帰宅すると、猫が二匹お出迎え。

「ご飯が食べたい〜」

急いでご飯をあげると

21歳になる婆ちゃん猫がいつもと違う様子。

 

エサの前でフリーズ。

歩き出したら2、3歩で派手にこける。

心配になって抱いていると

時々泡を吹いたりつっぱったり。

 

「もうダメかな」

覚悟を決めて2時間ほど抱いていたら

ムクッと紅の手を振り払い、こたつの中に。

 

怖くてしばらくこたつの中を見られません。

 

「朝になったら冷たくなっているかも・・・」

鼻風邪をひいているので眠ることに徹して体力の回復を目指しました。

 

朝になり二階に上がると婆ちゃん猫がちょこんと座っています。

朝ごはんも食べて、丸くなって寝ています。

 

復活です。

 

こんな日を繰り返しながらその日を迎えるんだろうな・・・

 

この時間の中で、亡くなった知人を思い出し、自分が死ぬ時に想いを馳せたり。

 

大騒ぎせずに、いつもと同じ時間の中で過ごしていこうと思います。 紅

 

羽織の衿くけ と 着物の思い出

こんにちは

羽織の衿をくけるのに4時間もかかってしまった紅です。

 

途中、自分の顔が下に下がって唇が尖ってしまうのを感じました。

 

「楽しく」

は無理でした。

ちょっと苦行・・・

 

人生にはそんな時間も必要なんだと。

 

昨日はボランティアで寒い環境に拘束されていたため

(この季節初のブーツを履いて正解!)

帰宅後、右のリンパが腫れているのに気づきました。

炎症を止めようと普段飲まない薬を飲み、今日は1日家の中で過ごすことに。

 

羽織の衿くけをして正解でした。

羽二重は手強い。

 

もう、他に何もやる気がおきません😿

 

こんなふうに着物とともに日々過ごしている紅です。

令和の時代には圧倒的な少数派でしょうね。

 

仕事を始めたきっかけは以前書きました。

 

着物とのご縁の始まりは

そういう時代だった

ということでしょうか。

 

お正月にはまだ晴れ着を着る習慣が残っていました。

着物を着せてもらうと

「お父さんに見せてきなさい」

って言われて素直に父のもとに行くと

なんかかんか褒めてくれたような記憶が。

 

10歳からお琴を始めて、毎年発表会があったので

母は毎年、着物を新調してくれました。

 

あの頃は出入りの呉服屋さんが反物を見つくろって家まで来てくれて

着物を選ぶというスタイルでした。

お店の方は母の好みを心得ていて

美しい着物や帯をあつらえてくれました。

 

着物にまつわる親との思い出は

着物や帯の見事さを見るたびに

「愛されていたんだな」

と実感できるいい思い出です。

 

そんな日本の家族のストーリー

今はもう過去のものなんですね。

 

小学生の頃にちょっとだけ通った舞踊の稽古で浴衣を着るために一人で浴衣を着られるようになりました。十代の頃にはウールのアンサンブルくらいは一人で着ていたように思います。

 

でも、私の着物道の本格的なスタートはホームページにも書きましたが

阪神大震災以降になります。

 

orientalwasou-syukugawa.jimdosite.com

 

 

 

着付け と 養老氏 と エントロピー

おはようございます

今朝はすでに一仕事した紅です。

 

以前、着付けを習いに来てくださった方が、

今朝、一人で着て出かけたいので帯だけ結んでほしいとお越しくださいました。

 

昨夜メールいただいたのですが、とても嬉しいご依頼です。

 

着物を始めるときは

はじめから完璧に着て出かけようと思うといつまでたっても着物が着られるようになりません。

できるところまで自分でやって少しずつ自信をつけて独り立ち。

賢い心がけですよね。

 

本人が頑張ったところはなるべく生かして、着崩れしないよう紐の加減をしたり、シワを伸ばしたり。

 

着物を着る

 

ということは

 

支度

 

と言って何かの準備だと思うのですが、女性はこの支度が結構好きなんですね。

 

これは人ならではのゆとりというか贅沢というか・・・

 

養老孟司氏が

「ヒトは体を使わないといけない。」

ってよく言っています。

 

運動ではないけれど

着物を着ることって

しっかりと体を使うことだと思います。

 

長方形の布を体にまとうことは、体は布を感じて刺激を受けて

馴染んでいるか、きつくないか、挟まっていないか?

 

瞬間瞬間に感じて判断して、動かす手足がもたつくと当日の自分のコンディションもわかったりします。

 

布の性質によって滑ったり、重みに負けたり

そこをどう上手くまとめるか・・・

対象を感じながら一枚ずつまとっていく。

 

どこかに手を抜くと

それはおそらく増幅して現れてしまう。

 

気負って上手く着ようなんて思うと、バランスが崩れて上手くいかない。

 

自分のそのときの心さえも映し出してしまう。

 

日本人ってそんなことまでも感じ取る民族だったような・・・

 

 

昨日YouTubeの養老氏の講義で

以前から気になっていたエントロピーの話が聞けた。

 

腑に落ちた

とまでいかないが

とても面白い事象のようだ。

 

ヒトが無駄だと排除してきたことが

必然だなんて。

 

三途の川で石を積む子ども

それを蹴散らす鬼

ヒトは両者を身内に内包している生き物なのかもって感じた朝でした。

 

今日はどんな1日を過ごそうかなっ。  紅 

 

 

 

 

 

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渋い着物にコサージュを

 

怖い夢 と 河合隼雄氏 と 仏教

おはようございます

まだ、朝ですね。

多分15時間ちかく寝てしまった紅です。

 

数日前にとても怖い夢をみました。

まるでサスペンス映画のような。

お決まりの、侵入者に襲われそうな瞬間に、窓を閉めようとしてうまく閉められず

 

危機一髪!

 

というところで目が覚めました。

 

前日、河合隼雄氏の著作を朗読で聞いていて、夢の不思議な話が印象に残っていたからかもしれません。

 

目覚めても怖い思いが去りません。

 

夢の中の紅を放り出して目覚めてしまったけど大丈夫なんだろうか?

助けに行かなくては?

と心配になったり・・・

 

その後、何日か経ちますが同じ夢は見ないので、助けに行けないままです。

たぶん目覚めているときの、思考が置き去りにされた紅の助けになるのではないかと夢分析を始めました。

 

思い当たることがないでもない。

 

あまり掘り起こさずに中村元(はじめ)氏の話をYouTubeで聴くことに。

 

お釈迦様の話を聞いて

むかし見た仏教についてのテレビ番組を思い出しました。

確か、「他力」をテーマにしていた作家の五木寛之氏がプレゼンテーターをしていた。

人生を

「苦海」

と表す宗派があったようだけど

紅は苦海と思ったことはないです。

生まれた時代に恵まれていたからかもしれないし、大きなハプニングにも遭わずにいられたのかもしれませんが。

 

釈迦や親鸞が身を痛める修行は悟りの役に立たなかったというのを知ったときに、

「そこは、はしょられていただきます」

「いやなことはしない」

と決めた紅です。

もちろん人にも嫌なことはさせたくない。

 

心は平静

 

でも、どうもこういう人は少数派のようで理解者は多くはありません。紅

 

 

 

 

 

 

着物のレンタル と 中村元(はじめ)氏 と お釈迦様

おはようございます

協会づくりを宙ぶらりんにしている紅です。

 

昨日は始発で結婚式場の着付けの仕事でした。

帰宅して夕方から寝てしまい、目が覚めたらまだ23時でした。

そのまままた寝ようとユーチューブで中村元氏の古代仏教の講座を聴いていました。朝方には釈迦の入滅までたどり着きました。

 

紅は日本人に多い無宗教者で、信心というものがほとんどありません。

何かにどっぷり浸かったり、自分の頭で考えるのを放棄したり、強いものに巻かれたり、魅力的な団体に所属したりということが苦手な人です。

 

お釈迦様が生きたリアルな情報は、なぜかとても身近に感じました。

どのように生きて、どのように死ぬかは誰にとっても切実な問題です。

 

道を志した時点で悟りを歩むということは

 

夢を生きることと同じだなぁ

 

もう一つ進めることは、そろそろ人のために生きることを考えていかなきゃと。

「次世代の人に何か遺していく」

これがテーマに絞られたような。

頭の混乱も鎮まるかも。  紅

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訪問着をドレスに

 

 

 

 

 

 

仕立てた着物 が お嫁入り 幸せな時間を届けてね

こんにちは

紅です。

 

協会の立ち上げと、クラウドファウンディングで頭がより一層混乱しています。

 

今日は昨年の夏に作ったネットショップ経由でご贔屓いただいているお客様が来店下さいました。

紅が仕立てた小紋の着物を前回のご来店で気に入ってくださって

今回お時間を作って来てくださってご購入下さいました。

それに似合う帯を2本と帯揚げ帯じめも。

 

いろいろコーディネイトしてみて、紅にとっても楽しい時間です。

 

着物と一緒に幸せな時間をおすごしください!

と着物と帯を送り出しました。

 

幸せな時間を引き続き届けしてほしいです。 紅

 

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小紋の着物