オリエンタルcasual和装協会♡できました

令和の日本で着物を楽しむには? キモノ処分ゼロを目指しています。

成人の日が終わってわかったこと

おはようございます。

紅です。

 

今年も無事に成人の日をお迎えのお嬢様たちのお支度をさせていただきました。

今回はヘアメイクさんが他市の方でお客様をお連れくださったので式の開始時間がその市により午前午後と分かれていて、よりゆったりとお支度ができました。

付き添いのお母様にもずっと見学していただけて、腕に覚えのある母にはお着付けの手伝いをお願いしたり・・・

笑顔の絶えない楽しいお支度の時間でした。

 

若い方のエネルギーを感じて嬉しいお仕事ができました。

 

ホテルや会館での

成人の日の着付けやヘアなどのお仕事は、大きな会場に暗いうちから駆り出され(前泊の場合も)次から次へとやってくるお互いにどこの誰とも知らない下着姿のお嬢様に着物を着せていく繰り返しの作業になります。

 

私はこういう作業が嫌い。

業界としては一番手が欲しい繁忙日だから、参加しないと他の日にも仕事を回してもらえないなんて圧力をかけられたこともあります。

 

大きな会場に100人規模のお嬢様が集うのは貸衣装屋さんの「ヘアセット・着付け無料」のお仕事です。お客様にとってはサービスなのでお仕事と言えるんだろうかとよく思います。

ふだん、仕事で着付けをしていない方も駆り出されて1日スタッフで、とにかく着せればいい。時間制限があるから手を抜いて・・・

とにかく脱げなけりゃと紐をきつく締めるので、振袖デビューのこの日限りで着物を嫌いになってしまうお嬢様が大量生産されます。

 

そんな風に振袖を着て過ごす1日が素敵な一日になるはずないと私は感じ続けています。

 

それで7年くらい前から自分でお客様を募集して自宅でお支度をさせていただいてます。これも決して楽なことではないのですが、楽しいことは請け合いです。

 

このようなイベント型の仕事をいろんな分野でやってきました。

そうしてわかったことがあります。

 

今回は仕事をしている時間中、お客様の反応がダイレクトに伝わってきます。

それが嬉しい反応だったら働くスタッフも楽しい仕事になります。

 

終了後、スタッフさんが

「楽しい仕事でした。また来年も。協力します」

と言ってくれました。

それも嬉しいのですが、過去にイベント型の仕事をした時に

お客様が帰った途端、スタッフさんに不平不満を浴びせられることも多々ありました。

 

「どうしてなんだろう?」

って悲しく感じていましたが、今回は謎の解明に近づきました。

 

ちょっと長くなってしまったので次回に続きます・・・

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手作りの水引のイヤリング

 

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成人の日をお迎えのお嬢様