お祝いの宴の依頼がきました
12月の初めの週にオリエンタルcasual和装のご依頼をいただきました。
再婚カップルが馴染みのイタリアンレストランで式なしの披露宴をするという素敵な会でした。
ご相談を重ねる中で、お二人の馴れ初めに
「金魚」
が外せないことを伺い、テーマを
「金魚姫」
と名付けました。
新郎が70代、新婦はアラカン。
新郎が着たいというブラックスーツに並ぶには明度の高い装いと思い、新婦が希望していた黒の振袖ではなく白地のドレスをお勧めしました。
「金魚姫」
ぴったりの着物と似合いそうな帯を選んでくれました。
当日は準備万端のはずだったのですが、着ようと思っていた留袖を羽織ってみたら意外と派手で
「これは遠慮した方がいいな・・・」
と、色無地に変更。
自分のものは華やかすぎるのでレンタルの棚から拝借。
「裄が短い」
丈つめをする羽目に。
それでも時間は余裕を持っていたのでスケジュール通りタクシーを呼んだところ
あいにく出払っているとのことで15分待っても来る様子がない。
タクシーを断り、最寄り駅まで走っていきタクシーを捕まえて荷物を積み会場に・・・
裏話は話すときりがありませんが、
披露宴は和やかに進みオリエンタルcasual和装も好評で新婦様にも喜んでいただけました。
後ろ姿はお子様用の三尺をお遊びでつけてみたところ喜んでいただけました。
(写真はお許しを得て掲載させていただいてます)
サックスの演奏、カンツォーネ・・・と素敵な時間が流れていきました。
こんなハートフルなお仕事がもっともっと来るといいな。
と思うこの頃です。 紅