オリエンタルcasual和装協会♡できました

令和の日本で着物を楽しむには? キモノ処分ゼロを目指しています。

成人の日が終わってわかったこと2

こんにちは

紅です。

 

「成人の日が終わってわかったこと」の記事の続きです。

 

成人の日のお支度終了後、スタッフさんが

「楽しい仕事でした。また来年も。協力します」

と言ってくれました。

 

過去にイベント型の仕事をたくさんしてきましたが

お客様が帰った途端、スタッフさんに不平不満を浴びせられることが幾度となくありました。

事前に企画を立て、詰めた時には意見を出さなかったのに。

実施した結果を批判することはたやすいことだと思うんです。

 

これは現代日本人の習性なのかも。

ワイドショーをはじめとして「日本人は総批評家」化しています。

そこまではわかっていました。

 

でも、人をまとめられないのは私の能力が足りない、スキルや人望がないせいだと思っていました。

 

「じゃあ どうしたらいいんだろう?」

ずっと悩んでいました。

 

今回は謎の解明に近づきました。

 

今回のスタッフさんのように

「楽しかった。いい経験だった。紅さんの愛が伝わった」

(愛=前日にうちに泊まってもらったので、ベッドに湯たんぽ入れておきました)

というように言ってくれる人は過去にもいました。つまり複数人いるわけです。

 

「この違いはなんだろう?」

私の立ち位置は変わらないつもりです。

 

「何か落ち度があった時に、今回のスタッフさんは私に不平不満を浴びせるだろうか?」

と考えると否と感じるんです。

悪い点は指摘してくれると思いますが、それは改善につながる有意義なものになるでしょう。

 

たまたま、オリラジのあっちゃんがスティーブン・コビー氏の「7つの習慣」という本を取り上げていたのを聞いていると

「主体的である」

「自立しているもの同士が出会うことでの相乗効果」

がキーワードだなと感じたのです。

 

そうか・・・

 

私の能力不足、スキル不足ももちろんあるだろうけれど

私を責めるスタッフさんは他罰的、自立していない人たちだったんだ。

そうして、その人たちは去っていく。

それは私にとってはよいことだったんだと気づくことができました。

 

令和二年は楽しい年になりそうです。 紅

 

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帯結びは ふくら雀 現代的にちょっと小さめにしました



 

 

 

 

 

 

成人の日が終わってわかったこと

おはようございます。

紅です。

 

今年も無事に成人の日をお迎えのお嬢様たちのお支度をさせていただきました。

今回はヘアメイクさんが他市の方でお客様をお連れくださったので式の開始時間がその市により午前午後と分かれていて、よりゆったりとお支度ができました。

付き添いのお母様にもずっと見学していただけて、腕に覚えのある母にはお着付けの手伝いをお願いしたり・・・

笑顔の絶えない楽しいお支度の時間でした。

 

若い方のエネルギーを感じて嬉しいお仕事ができました。

 

ホテルや会館での

成人の日の着付けやヘアなどのお仕事は、大きな会場に暗いうちから駆り出され(前泊の場合も)次から次へとやってくるお互いにどこの誰とも知らない下着姿のお嬢様に着物を着せていく繰り返しの作業になります。

 

私はこういう作業が嫌い。

業界としては一番手が欲しい繁忙日だから、参加しないと他の日にも仕事を回してもらえないなんて圧力をかけられたこともあります。

 

大きな会場に100人規模のお嬢様が集うのは貸衣装屋さんの「ヘアセット・着付け無料」のお仕事です。お客様にとってはサービスなのでお仕事と言えるんだろうかとよく思います。

ふだん、仕事で着付けをしていない方も駆り出されて1日スタッフで、とにかく着せればいい。時間制限があるから手を抜いて・・・

とにかく脱げなけりゃと紐をきつく締めるので、振袖デビューのこの日限りで着物を嫌いになってしまうお嬢様が大量生産されます。

 

そんな風に振袖を着て過ごす1日が素敵な一日になるはずないと私は感じ続けています。

 

それで7年くらい前から自分でお客様を募集して自宅でお支度をさせていただいてます。これも決して楽なことではないのですが、楽しいことは請け合いです。

 

このようなイベント型の仕事をいろんな分野でやってきました。

そうしてわかったことがあります。

 

今回は仕事をしている時間中、お客様の反応がダイレクトに伝わってきます。

それが嬉しい反応だったら働くスタッフも楽しい仕事になります。

 

終了後、スタッフさんが

「楽しい仕事でした。また来年も。協力します」

と言ってくれました。

それも嬉しいのですが、過去にイベント型の仕事をした時に

お客様が帰った途端、スタッフさんに不平不満を浴びせられることも多々ありました。

 

「どうしてなんだろう?」

って悲しく感じていましたが、今回は謎の解明に近づきました。

 

ちょっと長くなってしまったので次回に続きます・・・

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手作りの水引のイヤリング

 

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成人の日をお迎えのお嬢様

 

令和二年 始まりました

あけましておめでとうございます

着物について考えている紅です。

 

今年もすでに10日が経とうとしております。

 

新年は寝正月で過ごしました。

でも、初仕事は2日、4日にも仕事が入っていました。

新年の滑り出しとしてはいい感じかもしれません。

 

今は成人の日に向けて、準備をしつつ体調を整えております。

 

成人の日については思うところありありですが、今日は語る元気がありません。

成人の日に振袖を着せてもらって

「着物嫌い」

にならないでほしい

と思っています。

 

着物は苦しくないし、似合わない人もいないって私は思います。

着物との初めての出会いを不幸な思い出にする女性が少ないことを祈ります

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振袖の帯締めは華やかに

 

仕事場の模様替え

おはようございます

今年も残り少なくなって、ぼーっとしている紅です。

 

この秋から、和裁の先生の特別レッスンを受けているという話を以前しました。

90近い先生の引退に伴い、一緒に学んでいる方々に私がお教えすることになり特訓を受けているのです。

お宅にお邪魔して教えていただくのですが、整理整頓が頭の中まで行き届き、作業効率が良いということを教えていただきました。

 

結局、何かを学ぶとは対象とどう向き合うかを教えていただくことで、細かなスキルではないということを教え続けていただいているように感じます。

 

和裁への取り組みとして褒めていただいたのが

「あなたは、せかせかしない。それがいい」

でした。

本当は、もっと先を知りたい。できるようになりたい。

そう思っていたけど

教えていただくにも資格が必要

ということで15年。

 

やっと極意を・・・

なるほど作業効率。

 

年内最後のレッスンを受けた翌日から、自室作業場の掃除と模様替えに取り組みました。

戦う相手は寒さ

これは座布団タイプのホットカーペットを購入し、かなり解消。

軽くて移動も簡単だけど

家具の配置を思考錯誤しているうちに

このホット座布団を移動させることなく、パソコンなどの事務仕事→縫い物→アイロンがけ・・・作業できるスペースを手に入れました。

 

毎回きちんと片付けて、ということができないタチなので

いつでも続きから取り組める

という形になりました。

 

お掃除をしたら来年の目標が浮かんできました。

「自分が喜ぶことをする」

 

楽しい年になるといいな。 紅

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愛用のくけ台

 

 

 

婆ちゃん猫の思い出

おはようございます

着物について考えている紅です。

 

うっかりと、平成のブログに記事をアップしてしまいました。

令和のこちらのブログにもコピペさせていただきます。

 

依頼された披露宴の衣装担当を滞りなく終えた翌日から

まるで私の手が空くのを待っていたように

本当に潔く

婆ちゃん猫、彼女は食べなくなりました。

いつもと同じように水を飲みにいっても

飲み方を忘れてしまったように飲めない。

それを何度か繰り返し・・・

 

いつも通りにしようと仕事にも行き、特別なことはせず過ごしました。

私が二日続けて出かける用事がない日を選んだように

ご飯を食べるのをやめて4日目に天寿を全うしました。

 

前々から決めていた通りに

着物の胴裏をリメイクしたバラの花を敷き詰めて見送りました。

胴裏でドレスを作ってあげようと思っていましたが、季節的に冷たかろうと幼い娘が着ていた手製の白い毛糸のケープをかけてあげることに。

 

翌日からも、いつも通り

自分があんまりいつも通りなのに違和感を感じながらも

いつもと同じ生活が。

変わったのはもう一匹いるおばさん猫の相手をする時間が増えたこと。

いつも後回しにしていたので。

彼女も痛手らしく、アジの開きを焼く匂いにも無反応だったり。

らしくない。

 

あれから半月ほどの時が流れたけれど、正直なところ

悲しくない

涙が出ない

 

なぜなんだろう?

大きな大きな塊で外に出てこれないんだろうか?

少しずつ安全に外に流そう・・・

私は冷たいんじゃないんだろうか?

そばにいた命がなくなることは

「ただ悲しい」

だけではなく

自分の死を感じたり

死の行方を馳せたり

私にいろんな経験をさせてくれているようです。

 

死は

悲しいものではないのかもしれないと思ったりもしています。 紅

 

 

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着物の胴裏をリメイクした絹の薔薇

 

お祝いの宴の依頼がきました

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金魚姫オリエンタル和装

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金魚姫のしっぽ

12月の初めの週にオリエンタルcasual和装のご依頼をいただきました。

 

再婚カップルが馴染みのイタリアンレストランで式なしの披露宴をするという素敵な会でした。

 

ご相談を重ねる中で、お二人の馴れ初めに

「金魚」

が外せないことを伺い、テーマを

「金魚姫」

と名付けました。

 

新郎が70代、新婦はアラカン

新郎が着たいというブラックスーツに並ぶには明度の高い装いと思い、新婦が希望していた黒の振袖ではなく白地のドレスをお勧めしました。

「金魚姫」

ぴったりの着物と似合いそうな帯を選んでくれました。

 

当日は準備万端のはずだったのですが、着ようと思っていた留袖を羽織ってみたら意外と派手で

「これは遠慮した方がいいな・・・」

と、色無地に変更。

自分のものは華やかすぎるのでレンタルの棚から拝借。

 

「裄が短い」

丈つめをする羽目に。

 

それでも時間は余裕を持っていたのでスケジュール通りタクシーを呼んだところ

あいにく出払っているとのことで15分待っても来る様子がない。

タクシーを断り、最寄り駅まで走っていきタクシーを捕まえて荷物を積み会場に・・・

 

裏話は話すときりがありませんが、

披露宴は和やかに進みオリエンタルcasual和装も好評で新婦様にも喜んでいただけました。

後ろ姿はお子様用の三尺をお遊びでつけてみたところ喜んでいただけました。

(写真はお許しを得て掲載させていただいてます)

 

サックスの演奏、カンツォーネ・・・と素敵な時間が流れていきました。

 

こんなハートフルなお仕事がもっともっと来るといいな。

と思うこの頃です。  紅

 

 

 

 

本当にやりたいこと

おはようございます

紅です。

 

今朝、起きてから4時間

パソコンの前に座ったら

疲れている自分を発見。

 

自分が疲れていることに気づかないなんて・・・

 

この土日は婚礼ピークだったらしく式場で着付けがたくさんあった。

始発で仕事場に向かい気づけば14時を回る。

その間ずっと着付けをしていたことになる。

 

最後の方は、意識なくヨレヨレ・・・

「それでも仕事ができるの本物」

とあるミュージシャンが言っていた。

なるほどそうかも。

 

着付けをすることよりも、新品の道具を袋から取り出す作業がキツイ。

指先が効かなくなり思うように取り出せない。

 

やり遂げたという達成感は多少ある。

特にトラブルもなかったようだし。

 

だけど、私が本当にやりたいことってなんだろう?

 

その答えに焦点が当たり像を結んできたような・・・

 

着物の美しさ、温かさ、平和さ・・・色んなものを伝え残したい。

着付けをするなら楽に着てもらいたい。

着物を選ぶなら柄の美しさやいわれ、色合わせの楽しさや深い意味について話したい。

着物を縫う時には日本の祖先の知恵の結集を・・・

日常の着物の楽しさを

 

オリエンタルcasual和装には収まりきらないのかもしれない・・・紅